青山神社の裏銭紋・春日神社の上り藤紋
篠山城址は桜の名所で、毎年桜の季節になると『丹波篠山さくらまつり」が開催される。本丸跡に鎮座する青山神社には「裏銭」紋の幕が、 大手門には春日神社の「上り藤」紋の提灯が飾られまつりの雰囲気盛り上げに一役かっていた。


那須与市大権現の一文字紋・願証寺のの違い鷹羽紋
細工所交差点近く、霊輝山瑞祥寺の境内にある那須与市大権現は、弓の名人として名高い那須与一宗高を祀っている。一文字紋は那須与一の 直系那須氏をはじめ那須一族が挙って用いる紋で、那須与市大権現にもっともふさわしい紋といえよう。


城山稲荷の稲紋・池尻神社の桜花紋
大山の池尻神社には、「沢田の大蛇退治 」という昔話が語り伝えられるている。お馴染みのパターンの妖怪退治話だが、 そのなかで重要な役割を果たしている桜の木は祭神の木花開耶姫命の化身と思われる。桜花が池尻神社の神紋として用いられているのは、 それにちなんだものであろう。


熊野新宮神社の烏紋・神田神社の稲紋
八朔祭で知られる熊野新宮神社は、大宝二年(702)、紀州熊野三山より勧請されたのが始めという古社である。 紀州熊野神社の神紋は、日本サッカー協会(JFA)のシンボルマークともなった「八咫烏(ヤタガラス) 」とよばれる三本足の烏だ。 熊野新宮神社もそれに倣って烏紋だが、なぜか足は二本である。