源平藤橘の家紋から探る



日本四大姓とされる源・平・藤原・橘の諸氏をみることで、苗字と家紋探しのヒント発見があるかも知れません。

■源氏系名字と家紋 
清和源氏村上源氏・宇多源氏・嵯峨源氏

源氏の家紋は「笹竜胆紋」であるといわれているが、源氏の流れは清和源氏・村上源氏・嵯峨源氏・宇多源氏など 十六もの流れがあり、当然家紋も「笹竜胆」だけではないのは当然のことだろう。

●源氏・平氏系図/ ●武将の家紋



■平氏系名字と家紋 


桓武天皇の後裔、清盛で有名な武門平氏と公家平氏がある。いくつかの流れに分かれたが公家の平氏が 「蝶紋」を用いている。蝶紋が平氏の代表紋のように言われるが、実際のところは少数派といえそうだ。

●源氏・平氏系図/ ●武将の家紋



■藤原氏流名字と家紋 

藤原氏は日本屈指の大族。日本史上の長い年月にわたって一族が活躍している。 中央にあって公家として活躍した流れと、地方に下って武家として発展していった藤原氏に分けられる。

●武家藤原氏系図/ ●公家の家紋/ ●武将の家紋



■橘氏流名字と家紋 

橘氏は敏達天皇を太祖とする氏族で、橘朝臣の姓を賜与された葛城王が橘諸兄を称しことに始まる。 諸兄ののち公家社会では急速に勢力を失い、下級官人として系が伝えられた。 南北朝時代の楠木正成は橘氏の後裔というが、その真偽は定かではない。






[資料:歴史読本432号] ●家紋拾い話− 源平藤橘の話

応仁の乱当時の守護大名から国人層に至るまでの諸家の家紋 二百六十ほどが記録された武家家紋の研究には欠かせない史料…
見聞諸家紋


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