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チギリは、織機に取り付けられた経糸を巻く工具のこと。これに似た形のもので二つの石や木を接続する填め木もやはりチキリと言う。糸巻から転じたことばだ。二つの物を結ぶことは、やがて男女の仲を結んだり、愛を交わしたりする契りに掛けて使われた。工具の千切がその結びつけるという役目から契りということばにピッタリ合ってしまった。さて、この工具のおもしろい形は昔から文様として、平安時代からさかんに用いられた。この文様がのちに家紋に採用された。 (丸に千切) |
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「羽継原合戦記」には、「二木はちきりを打つ」と出ている。打つとは、付けるの意である。足利時代には二木氏が家紋として使っていた。江戸時代になると、清和源氏系の松平、千村、岩波、小城の諸氏。藤原利仁流の川口氏、藤原支流の若林氏、良峯氏流の丹羽氏などが用いた。小笠原氏流の岩波一門にもこの紋の使用家が多い。
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千切崩し |
千切菱 |
四方千切 |
三つ寄せ千切 |
隅切り千切 |