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星 紋 桓武平氏千葉氏の月星紋が知られる。 また渡辺氏、大江氏なども星紋を使用した。 |
![]() 九曜 |
![]() 三つ星に一文字 |
![]() 一文字に三つ星 |
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夜空に輝く星を西洋では星形に表現するが、我が国では丸で表現している。これは、農耕民族であるわれわれの場合、狩猟や航海に縁が薄かったことから星をあまり重要視していなかったことに通じると思われる。また、湿度も高いことから、星が丸くにしか見えないということもあったのかも知れない。呼称も易学の影響から星とは呼ばずに、曜と称されることも多い。とはいえ、夜空に光り輝く天体であることには違いない。 星紋を家紋として用いた家を代表するのは、下総の豪族であった千葉氏の一族が挙げられよう。千葉氏の星紋は「月星」と呼ばれるもので、星の数によって「十曜」「九曜」「八曜」などの家紋が派生した。 千葉氏の星紋は、妙見信仰から生まれたもので、むかし平将門とともに兵を挙げた叔父の平良文が窮地に陥ったとき、、空から星が降ってきて、それに力を得た良文は戦に勝利したことに因むという。以後、良文流の諸氏が家紋に用いた。その宗家にあたるのが千葉氏である。ちなみに、将門も千葉氏も桓武平氏高望流で同族であった。 もっとも、将門の場合「繋ぎ馬」を紋としたという説もあるが、かれの活躍した時代に家紋があったとは思われない。とはいえ、将門の武威と武神とされる妙見にあやかった武門にふさわしい紋であることは間違いない。 千葉氏からは多くの一族が派生した。著名なところでは相馬・大須賀・武石・国分・東などが挙げられる。また、それらの家からも多くの家が生まれた。そして、それら千葉氏一族は、宗家の月星紋・九曜紋を代表とした星(曜)紋を用いている。そして、支流が派生することに星の数を変えて宗支の区別をした。 いま、九曜あるいは月星紋を用いている家は、千葉氏の後裔あるいは縁りの家と考えて、まず差し支えないだろう。 ●千葉氏一門の家紋
星紋としては、月星の他に三つ星一文字と一文字三つ星が有名である。三つ星一文字は「渡辺星」とも呼ばれ、世の渡辺さんの多くはこの紋を使用している。 一方、一文字三つ星は大江氏の代表紋として知られているもので、大江氏の遠祖が「一品」に叙されたことから一品の字を一文字三つ星に表体化して、一族が紋としたと伝えられている。大江氏の後裔である戦国大名の毛利氏をはじめ、那波・永井・寒河江などの諸氏が用いている。 星紋と一口にいっても、それぞれの出自により意匠が異なっている。また、異流でありながらも千葉氏などとの縁りで、星紋を用いている場合もままある。とはいえ、家紋とじっくり向かい合うことで、必ず先祖の姿がみえてくるはずだ。 |
