篠山の歴史・見処を訪ねる-木之部


耳薬師と宝篋印塔








篠山から長安寺へ通じる県道140号線の緩やかな峠の途中、右手の山腹に薬師堂がある。薬師如来と十二神将が祀られ、耳の病に霊験があることから「耳薬師」として親しまれている。境内西の尾根を見ると、南北朝期のものという宝篋印塔が完全な形で残っている。一説に内場山城城主であった内場氏夫婦の石塔というが、年代的は無理があるようだ。