篠山の歴史・見処を訪ねる-78


桂峯山如来寺と仁木城跡








小野新交差点から摂津に向かってすぐ右側にある浄土宗の寺院。もとは真言宗の寺院で、永保二年(1082)に創建されたという。後方の入道山には南北朝時代に丹波守護であった仁木氏の居城があった。仁木氏が四国に去ったのち、籾井氏の祈願所なったが、天正の兵乱で消失した。江戸時代はじめの寛永二年(1625)、閑誉上人が如来寺として再建した。境内には籾井城を築いたという籾井河内守照綱の供養塔が建立されている。