篠山の歴史・見処を訪ねる-66


後川稲荷神社








太平山清陰寺の東側に接し、清陰寺山門の横から参道に通じている。「後川五社稲荷」ともいい、摂関職二条家が篤い信仰を寄せた。むかし後川の地は、丹波から摂津への要衝にあたり、諸国の商売人や灘方面へ酒造りに行く杜氏など多くの参拝者があった。本堂裏には真っ赤に塗られた眷属堂があり、純白の木像の狐が大小数十体並ぶさまは妖しい魅力を醸している。