うだうだ大雪山


大正10年に文豪・大町桂月が、雲が連なるようなさまをみて『双雲峡』と名大雪山国立公園は黒岳、旭岳、北鎮岳など20に余る2000m級の峰々が連なりその面積は、神奈川県の広さに匹敵する230000haもの日本最大の山岳公園。大雪山はそれらの山々の総称であり、北海道最大の川石狩川の源になっている。黒岳の側の台地はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)とよばれ、こまくさ、えぞざくら、たかねななかまどなどの高山植物の宝庫。また貴重なナキウサギ、シマリス、キタキツネなどの小動物。氷河期の遺物といわれ天然記念物のウスバキチョウ、ダイセツカネヒカゲ、アサヒヒョウモンなどの昆虫。春ともなれば、いっせいにかれらが生命を謳歌する地上の楽園となります。もちろんヒグマもいますよ。黒岳へは文明の利器でらくらく登山が可能。そこから北鎮岳-有毒温泉-間宮岳-旭岳を経て、約5〜6時間で旭岳温泉に達する登山コースがあります。じっくり歩いてみてはいかが。ただ熊には要注意。

[戻る]

[ナキウサギふぁんくらぶ]