井筒紋・井桁紋 梅 紋 沢瀉(omodaka)紋 雁 紋 菊 紋


井筒紋・井桁紋(丸に隅立て井筒)
 井筒は「○」形で、井桁は、「井」形だったが、いつのころからか井筒が「井」で、井桁は井の字が立った形をいうようになった。おおむね、今井、花井など井の字のつく苗字をもつ家が使用しているようだ。井戸は人間には欠かせない水に関わるところから、紋にされたようだ。
梅紋(丸にひとえ梅)
この紋は、天神さまと切っても切れない縁がある。これは、菅原道真の梅花好みからおこったようだ。その菅原道真を祭っているのが、あの受験の神様「天神さん」だ。その天神さまの社紋をみると、梅に関係した紋がついている。京都の北野天満宮は「梅星」、東京の湯島天神は「梅鉢」、福岡の太宰府天満宮は「梅花」となっている。菅原氏の子孫という加賀の前田氏の紋も梅鉢だ。【戻る】
沢瀉(omodaka)紋(丸に立ち沢瀉)
オモダカは、池や沢などに自生する水草で。愛らしい花が咲く。その昔、この植物を「勝ち草」といって、戦いに勝つことにかけていたという。葉の形が矢ジリに似ている、また、沢瀉威の鎧ということばもあって、「攻めても、守ってもよい」ということから勝ち草とよんだという。毛利氏も副紋にこの「沢瀉紋」を使用している。
雁紋(丸に雁金)
雁はふつうカリと呼ぶ。しかし、音はガンである。この紋をカリガネとよぶのは、カリ・ガンからきたようだ。この鳥は昔から「幸せを運ぶ鳥」として知られていた。漢の武帝の時代に蘇武という武将が、凶奴の捕虜となり16年という長い間、胡地に捕えられていた。しかし、雁に結んだ手紙が功を奏して中国に帰ることができた、という故事もある。
菊紋(十六菊)
その昔、中国の南陽の甘谷というところに、菊が群生していて、その沢の水を飲むと100歳の長寿を得るという伝説があった。また陰暦九月を菊月といい、九月九日には「菊祭り」を行って幸せを願った。菊は花弁が陽光に似ているところから、日本では天皇のシンボルになった。鎌倉時代の初期の後鳥羽上皇がとくにご愛用になり、代々受け継がれてきたという。【戻る】