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「コジマ・オジマ」と読むが、児島に付会して「コジマ」と読むほうが多くなった。地名は小島、児島ともに各地にあり、姓氏は東海・関東を中心に広く分布している。 東海地方では、清和源氏満政流浦野氏族の浦野重遠の孫・重平が尾張小島郷に住んで小島を名乗った。足利幕府の要職に就き、のち織田家臣、さらに徳川初期からの譜代となった一族が多い。この小島氏は三河・美濃に広まった。 
関東では、丹党の有力氏族・秩父氏基房の孫・重光が、武蔵国加美郡小島郷に拠って小島氏を名乗った。子孫は上杉氏や後北条氏家臣などになって、関東一円に広がった。他流では、備前国児島郡児島郷から、当地を領した近江源氏・佐々木盛綱の後裔で、加地実秀の三世時綱が小島を称している。同地の発祥には、児島高徳の一族の小島氏もある。ほかに、紀伊国名草郡西村の発祥で坂上田村麻呂の後裔、信濃国筑摩郡から清和源氏木曽氏族、飛騨国荒城郡小島から国司・姉小路家の子孫、肥後では菊池氏の一族などがある。 代表家紋は「小島対い鳩」「目結」。  ●左から／対い鳩・丸に蔓四つ目結・七つ割四つ目・反り四つ目・剣四つ目 |