家紋を見る-兵庫県宍粟郡山崎町川戸

 酢漿草紋が多く分布。全体に見て播磨地方独特とされる、たとえば、この地方に古くから割拠した武将家にちなんだ家紋はない。これは、明治以降に家紋を付けたと考えられる一つの傍証かも知れない。日本の五大紋とされる「藤・横木瓜・酢漿草・鷹の羽・桐」のうち、藤・横木瓜が見られない。また、鷹の羽・桐も各一家づつが使用というのは珍しい。
 同姓でありながら家紋が違うのは、小さな村でもあり先祖が異なっているとは考えにくく、墓を新しく建立したときに好みの紋を刻んだのか、あるいは副紋を刻んだのだろうか?さらに踏み込んで考えれば、明治に家紋を付けたときにそれぞれの家がばらばらに家紋をつけた結果なのかも知れない。【1999-5/1採集】
家名 意匠 名称 家名 意匠 名称
前田/竹添/山田/古河/志水/栗山/横野/松本/山下/中村家 丸に剣酢漿草
田中/下多/永井/奥元/志水家 丸に違い矢
中家/雲田/南光/柳口家 丸に梅鉢
南光/千崎家 丸に三つ柏
山根/馬場家 丸に酢漿草
福岡/中川家 丸に桔梗
梅田家 丸に星梅鉢
竹中家 丸に剣唐花
長田家 丸に抱き茗荷
松浦家 四方木瓜
下多家 丸に竜胆
金山家 丸に違い鷹の羽
竹添家 丸に結び酢漿草
伊野家 丸に梶の葉
古河家 五三の桐
伊藤家 丸に橘