秋山氏
三階菱
(清和源氏加賀美氏流)


 秋山氏は清和源氏加賀美氏流である。苗字の地は甲斐国巨摩郡秋山村で、加賀美遠光の長男光朝が秋山村に居住して秋山氏を名乗ったという。累代の居城地は中野村にあった。
 戦国期の当主は秋山伯耆守信友で、武田信玄の重臣の一人として、はじめ信濃飯田城、さらに美濃岩村城の城主となっている。この岩村城は、はじめ遠山氏が城主であったが、その後家の織田氏(信長の叔母)を娶って城主となったという経緯がある。ところが、天正三年の長篠の戦いのあと、織田軍に攻められて降伏、長良川畔で殺されている。没年四十五歳だったという。
 信友には子がなく、金丸虎義の三男を養子にしていたという。

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■参考略系図