戦国城跡を歩く

・2008年4月26日


笑路城より能勢方面への分かれ道を見る

笑路城



丹波亀岡から摂津の池田に通じる国道423号線が能勢に分かれる交差点の左手、鉄塔のある小高い山が笑路城址だ。永享年間に中沢正綱によって築かれたと伝えられ、小規模ながら丹波・摂津の境目を押える要害である。山上の鉄塔は主曲輪に建設されており、その建設に際して発掘調査が行われた。その結果、天守台を始め数々の遺構が発見された。






遺構は埋め戻されたが、城址を歩くと主郭部の周囲、虎口などに石垣が用いられ、土塁・堀切なども明確に確認できる。主曲輪の下方に案内板が立っているものの荒れるにまかされ、また、雑木が城址全体に生い茂り、城址の環境保全を期待したいところだ。城址より南方に行くと中澤氏の菩提寺長福寺があり、城主中澤氏の五輪塔が境内に残り、台座を見ると「丸に二つ引両」の紋が刻まれていた。