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篠山の歴史・見処を訪ねる-92
小原の大日堂
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小野新交差点から国道173号線を北上、小原集落のなかにある小さなお堂で、大日如来坐像を祀っている。また、大日堂の左右に屹立する銀杏の大木は雌雄一対の珍しいものである。むかし、大日堂のあたりは三岳修験道行者の登山口で、往時は栄えた所という。堂内に安置されている大日如来坐像は大日ヶ尾山中にあったものが、三岳廃滅後に現在地に移されたものという。銀杏の大木は高さ約25メートル、推定樹齢約250〜300年で、町指定の天然記念物となっている。雌木には、立派な垂乳根を見ることができる。