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篠山の歴史・見処を訪ねる-77
籾井城跡
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篠山から亀岡に抜ける国道372号線が国道173号線とぶつかる小野新交差点、その左前方の白尾山にある。安田(はだかす)城・福住城とも呼ばれ、天正年間(1573〜92)の初めに籾井越中守教業が築いたと伝えられる。教業は波多野秀治に属し、「丹波の青鬼」と恐れられた。明智光秀の丹波侵攻に抗したが、天正五年十一月、本明谷川付近の激戦に敗れて自害、城は落ちたといわれる。頂上の本丸跡には籾城公園の碑が建ち、二の丸、三の丸や堀切などがよく残っている。