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篠山の歴史・見処を訪ねる-71
雲部車塚古墳
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篠山市街の東北に位置する東本荘集落の東部にあり、県下で二番目に大きい前方後円墳として知られる。左右に車の両輪のように陪塚があるので、車塚古墳と呼ばれるようになったという。その規模の大きさから、被葬者は崇神天皇のころ四道将軍の一人として派遣された丹波道主命とする説話もあり、宮内庁より墳墓参考地に指定されているが、五世紀の築造で国造級の墳墓とするのが妥当とされている。