篠山の歴史・見処を訪ねる-42


沢田八幡神社








小林氏が拠った沢田城址の北方に鎮座する古社で、ご祭神は応神天皇・春日大神・事代主命と国魂神と同姫神および元沢田城主小林近江守である。創建年代は不明だが、境内の「不動堂」に文治2年(1186)銘の棟札があり、平安末期には存在していたことは間違いない。南北朝時代には後醍醐天皇が勅使を派遣され、足利氏をはじめ山名氏、細川氏などの武将が崇敬を寄せるなど、三岳修験道の隆盛とあいまって栄えていたようだ。