篠山の歴史・見処を訪ねる-40


沢田城跡








篠山中学校の北西にある少林寺後方の山上にあり、永禄年間(1558〜70)、八上城主波多野氏の部将軍であった小林近江守長任が築城したと伝えられる。明智光秀の丹波攻略に際して小林修理進重範は波多野氏に属して抵抗、天正七年(1579)、明智勢の攻撃をうけた修理進は奮戦のすえに討死、沢田城も落城した。いまも城址には当時の縄張りが確認でき、毘沙門堂」に通じる尾根には空堀跡が残っている。