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篠山の歴史・見処を訪ねる-35
春日神社
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貞観年間(859〜77)、日置荘を所領としていた藤原基経・時平父子が、藤原氏の氏神である奈良の春日大社のご分霊を笹山の地に勧請したのが始まりと伝えられる。慶長十四年(1609)、笹山に篠山城が築かれたことから、現在の黒岡の地に移された。境内にある能楽殿(能舞台)は、 文久元年(1861)篠山藩第十三代藩主青山下野守忠良が寄進したもので、全国に数ある能舞台のなかでも屈指のものとされている。