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篠山の歴史・見処を訪ねる-31
佐佐婆神社
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社伝によれば、孝霊天皇の勅令により創建したと伝えられる古社である。蘇我氏縁の神社とも伝え、そもそもは神奈備山とされる八百里山の麓にあったものが、正年間(1573〜92)に現在地に移されたという。ご祭神は、天野忍穂耳尊、志夫美宿祢王、天之宇受売命、八幡大神、春日大神、住吉大神などで、中世より畑荘(曽我部荘)の総社であった。丹波守護細川氏、丹波の戦国大名波多野氏、畑荘の国人畑氏らが崇敬をよせ、保護を与えた。