春日若宮おん祭

・2007年12月17日




春日若宮おん祭は今年で、872回目という。祭りはさまざまな行事に彩られるが、メーンともいえる時代行列の出発前から出発のときまでを取材。中世国人の出陣姿もかくやと思わせる甲冑武者に感動、続く大和士(さむらい)は中世の名残りをとどめるといい、早速、それぞれの衣裳に描かれた家紋を撮影させていただいた。





時代行列は文字通り時代時代の姿を思い起こさせてくれ、興味は尽きないが、やはりお目当ての競馬と流鏑馬が一番心が躍った。流鏑馬は現代では稚児流鏑馬となっているが、中世においては国人らが勤仕した行事であり、大和武士にとって晴舞台でもあった。競馬と稚児流鏑馬から中世のころを想像するのは難しいが、見終わったあとの感激は一入であった。